~第3回 親子うみ教室~
令和2年10月17日(土)
第3回 親子うみ教室
親子うみ教室の最終回が10月17日に行われました。今回も4名の漁師さんに来ていただきました。
第3回目のテーマは,『日本海側の海ゴミ事情』と『食物連鎖』でした。
御手洗湾の海ゴミ事情は分かったけれど,世界とつながっている「日本海側」はどうだろう?環境保護活動や国際交流を行っている山口大学と山口県立大学の学生とzoomで繋がり,直接お話を伺ったり、質問をしたりすることができました。また、大学生を指導しておられる中野智昭先生にもお越しいただき,日本海側の海ゴミの現状について話していただきました。そして,ここ数年間で大学生らが集めた日本海側の海ゴミサンプルを見せていただきました。中には,海外からのゴミが多数。中国語や韓国語,ロシア語のものもありました。
子どもたちは,日本海側に海外からの多くの漂着ゴミが流れつく事実を知り,驚くと共に、どうしていくとよいか考え始めたようでした。10月25日に長門で海岸清掃を行う予定の大学生に,「どのようなゴミが多いか」「どれくらいの量のゴミがあるか」「驚きの漂着ゴミ」について調べてきてほしいとお願いしました。
後日,大学生に合流させていただき,実際に見てきた様子をまとめて校内に掲示しましたが、「こんなにもいろんな国からゴミが来ているんだ」「もしかして日本のゴミも、他の国へ流れているのか」「このままだと危険だ」などの声を聞くことができました。
うみ教室では、大学生らとオンラインで交流した後に、食物連鎖ゲームを行いました。一人一枚のカードをもち、どの生き物がどの生き物を食べているのか探し当てるゲームです。多くの方に参加いただき,大人も子どももしっかり考えながらゲームを行いました。子どもたちは,小さな生き物を食べて、お魚が大きくなっていること,そして最後には人間が食べることをしっかりと学んでいました。
第3回目のクライマックスは,漁師さんに御登場いただき,大きな「コショウダイ」を捌いてくださいました。コショウダイの胃袋の中からは,消化されはじめたばかりのエビを見つけることができました。
計三回のうみ教室を快く引き受けてくださった光漁協および漁師の皆様方,中野先生、大学生の皆様方,毎回運営面で多大なるサポートをしてくださったおやじの会の皆様方,うみ教室に御参加くださった皆様方,本当にありがとうございました。